災害に強いWPC工法

「WPC」とは、「壁式プレキャストコンクリート」のこと

W Wall(壁)
P Precast(あらかじめ作る)
C Concrete(コンクリート)
壁式プレキャストコンクリート

シェルター並みの耐震レベルを実現

WPC工法は、あらかじめ工場で製造された高品質な鉄筋コンクリートパネル(PCパネル)を組み立てて「強固に一体化した箱」とする構造(工法)です。他の構法に比べ、全体の一体化が強く、剛性が高く地震の際のゆがみが抑えられます。

WPC工法の断面図

※点線で囲まれた部分をクリックしてください。解説が表示されます。

各工法性能特長の比較

  WPC工法
(レスコハウス)
鉄骨造
(鉄骨系プレハブ)
木造
(木質系プレハブ)
耐震性能
耐火性能
(耐火仕様可)

(準耐火仕様可)

(準耐火仕様可)
耐久性能
(法定耐用年数)

(47年)

(27年)

(22年)
耐風性能
遮音性能
間取りの自由性
屋上利用
重量物積載
(室内・バルコニー)
初期建築コスト
長期建築コスト
(100年累計)

※◎優れている ○やや優れている △普通 ▲劣る

WPC工法の歴史

官民一体となって開発された信頼の工法、それがWPC工法です。

年代 WPC工法の歴史
1955年(昭和30年) ●住宅復興の活発化
●労働者不足・資材建築費上昇
●住宅の不燃化・耐震化の政策
 建設省・住宅公団・大手コンクリートメーカー
 共同住宅建設の工業化を研究、推進
1958年(昭和33年) ●PC工法量産公営住宅誕生
1960年(昭和35年) ●PCテラスハウス建設
1962年(昭和37年) ●PC工法 実用住宅が誕生
1966年(昭和41年) ●レスコハウス誕生

研究・実験を重ね、耐震・耐火・耐久・省エネ・遮音性に優れた高品質・高性能の住まいが誕生しました。

WPCの強さは、「強度抵抗型」+「直交壁効果」

強度抵抗型

地震の水平力に対する抵抗の仕方には
A. 部材(柱や梁)に大きな変形能力を持たせて地震のエネルギーを吸収させる「じん性抵抗型」(柔)と、
B. 硬い部材(壁)に大きな抵抗力を持たせて強く抵抗させる「強度抵抗型」(剛)とがあります。
完全にAまたは完全にBという構造はありませんが、現場打ちRCラーメン構造はAの要素が大きいじん性抵抗型、WPC工法はBの要素が大きくなり、強度抵抗型と言えます。
現在の木造軸組や軽量鉄骨造はAに入りますが、部材が細く柔らかいので筋交い(ブレース)を多く入れないと剛に抵抗する構造とはなりません。

強度抵抗型

直交壁効果

通常は外力に対して外力の方向に平行なb,b′の壁で抵抗しますが、WPC工法では、Aの床とB,B′C,C′の壁が一体化していると同時にそれぞれが硬く強いため、力の方向に直角に交わるCの壁C′の壁もB,B′と一緒に抵抗します。(直交壁効果)
すなわち、どの方向から力がかかっても全ての壁が分担して受けもって抵抗するので、一つの壁に加わる力は小さくなるのです。

直交壁効果

WPC工法の建築工程

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