VOL.5
“コンクリートの匂いが教えてくれた”
プロが自宅に選んだ鉄筋コンクリート住宅
商品名:キューブフィット
神奈川県川崎市 O様邸
- 二世帯
- 屋上利用
“コンクリートの匂いが教えてくれた”プロが自宅に選んだ神奈川県川崎市の鉄筋コンクリート住宅の建築情報
家族構成 | ご夫婦2人+子供2人 |
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商品名 | キューブフィット |
敷地面積 | 179.19㎡(54.20坪) |
1階床面積 | 71.57㎡(21.65坪) |
2階床面積 | 71.57㎡(21.65坪) |
PH | 4.04㎡(1.22坪) |
延床面積 | 147.18㎡(44.52坪) |
コンクリート住宅を選んだ理由とその特徴・メリット
「コンクリートの硬さって、匂いでわかるの、知ってます?」突然の話に戸惑う私たちに構わず、O様が続けます。「私の仕事は設計ですから、建築のほうはプロと言っていいでしょう。レスコハウスに決めた一番の理由は、そんなプロの目で見たコンクリートパネルの良さにありました」武蔵小杉の展示場を訪れた時、初めてレスコハウスのプレキャストコンクリートパネル(PCパネル)に触れたそうです。
「明らかに現場打ちのコンクリートとは違うんですよ。コンクリートパネルのツヤや匂い、触った感覚がまるで違う。工場でしっかり乾燥させているから、強度が高い。現場でコンクリートを流し込むと、ここまで乾燥させる時間はとれません。だから水分が残るし強度も落ちる。WPC工法のメリットはこのパネルの硬さにあると思いました」
O様は築50年の木造住宅の建て替えに、鉄筋コンクリート住宅を探していたそうです。「コンクリート住宅がいいことはわかっていても、高くて手を出せない人が多いと思います。
実際私も何社かに電話をしたのですが、ある会社の営業は "坪単価が100万かかるので、個人がやるもんじゃありませんよ”とはっきり言われました。それでも諦められずにネットで調べて見つけたのがレスコハウス。広告をあまり打っていないので、広告費分安いんじゃないかと思ったのですが、実際その通りでしたね(笑)」
コストパフォーマンスが良い理由は、それだけではありませんでした。「私たち、工事現場を毎日見ていたんです。そうしたら基礎の上にコンクリートパネルで躯体(家の骨組)を組むのに、4日しかからない。驚きました」工期が短ければ人件費も抑えられる。レスコハウスのコストパフォーマンスの良さの理由を納得したそうです。
「災害に強いだけでなく、木造と違い屋根の葺き替えや壁の塗替えも不要だし、光熱費もかからない。
火災保険も安くなります。単に建設費を比較するだけじゃなく、ローン期間中の維持費まで計算してみると、意外と差がないことがわかるはずです。そこまで教えてくれる建築会社が少ないのは、不思議ですね」
木造住宅と違った室内空間の広さと遮音性による防音効果が高いコンクリート住宅
建て替えを決意させたのは、あの東日本大震災。「ものすごく揺れたんです。
日本家屋は揺れることでエネルギーを吸収するといいますが、揺れればガラスも割れる、家具も壊れる。設計をする立場からも、揺れないほうが有利なのは明白です」実際、先日(5月30日)の小笠原諸島西方沖地震では、家の中にいるとほとんど揺れに気づかなかったとか。揺れない理由は、まだありました。「あまりに基礎がしっかりしているんで、近所の方から『ビルでも建てるんですか』と質問されたほど。WPC工法は丈夫だと知っていましたが、それもきちんとした基礎があってなのねと、納得しました」と奥様。頑丈な基礎と工法は、他にも楽しみをもたらしました。「木造と違い梁がないので、広さが違うでしょう? この広いリビングはかなり気にいっています。しかもこれ、実は当初、反対側に配置してあったのを、変えてもらったんです」
O様が選んだのは、あらかじめベースとなる間取りが用意された《企画住宅》という商品。そこにアレンジを加え、暮らし方に合わせた自分だけの家にカスタマイズできるのが魅力です。こだわりのカスタマイズで手に入れた広いリビングは、ご主人もお気に入りの場所。「ジャズバーと同じくらいの音量で音楽が聴けるんです。昔は周りを気にしてかけていましたが、いまは思い切り大きな音で、夜も音楽を楽しめます」奥様が話を続けます。「夜に周囲を確認したんです。主人の聴く音楽が、家の外ではまったく聴こえませんでした。防音効果は絶大で、家にいると周囲の生活騒音が聴こえません。エアコンの音もしない。そもそもエアコンをつけなくなりました。高気密高断熱の静けさを満喫しています」
夜景の眺め、バーベキュー、野外プール、太陽光発電等、屋上がもたらすプラス20坪の価値
家を建てて、暮らしは変わりましたか?「旅行に行かなくなったね。家にいたほうが楽しい。人を招くことも多くなった。屋上でバーベキューをしたり。20人くらい呼ぶことができるようになったのが、うれしいね」20人!親しいお友だちとバーベキューを楽しむという屋上に案内してもらいました。「屋上は20坪。屋根ではなく、全面がフリースペースとして使えるので、いま使い道を検討しているところです」奥様はここへ上がって、景色を眺めるのが好きだとか。また家族で夜空を眺めながら話をしたりと、とても大切な場所となっています。
「この周辺の坪単価は80万円前後。20坪の屋上があるということは、1600万円分の庭をタダで手に入れたのと同じことになるわけです。都心なら億でしょうね(笑)」狹い土地ほど、屋上スペースは有効だという。「いま、このスペースをどう使うか、考えているところです。露天風呂を作ろうか、それとも将来の孫のことを考えてプールもいいな、とか。半分は太陽光発電パネルを設置して蓄電池を用意すれば、災害時に困らないシェルターにもなります。コンクリート住宅は構造が堅固なので、屋上に水を張っても強度的に問題ないんですよ。手を加える際、わざわざ強度計算をする必要がありません。設計の人間から見ると改築時の余計なストレスもない。いろんなことができるので、逆に迷ってしまいます」
将来は二世帯住宅に改装する計画もあるそうです。自分でリフォームしながら、家の価値を高める欧米人のような楽しみ方が、コンクリート住宅にはあるのだと教えられました。