2021年03月06日

東日本大震災から10年

みなさんこんにちは。

 

3月になりました。

一年の中で、防災・災害について考える機会は何度かあります。

3月11日の東日本大震災の日や、9月1日の防災の日がそれに当たるでしょう。

今年は東日本大震災から10年となります。

早かったような、とても長く感じられるような、

時間が止まってしまったような。

この10年の感じ方は、人それぞれでしょう。

今回は、3.11を振り返りつつ、簡単にできる災害時の裏技についても

ご紹介させていただきます。

 

◆3.11 東日本大震災

2011年3月11日14時46分、東北地方の太平洋側で発生した地震に伴い、

大規模な被害をもたらした災害です。

地震の揺れだけでなく、それに伴う大津波や火災、

福島第一原発のメルトダウンなどが発生し、

複合的な被害が日本各地で発生しました。

地震の規模はマグニチュード9.0で、発生時点において

日本周辺の地震としては観測史上最大の地震でした。

宮城県では、震度7を観測しています。

死者・行方不明者は18000人以上となりました。

犠牲者の多くは宮城県・岩手県・福島県に集中しており、

その9割が津波による犠牲となりました。

建築物の被害は、全壊・半壊含めて40万戸以上となります。

地震の揺れによる被害だけでなく、こちらもほとんどが

津波による被害です。

液状化による地盤沈下も発生し、関東地方でも

特に千葉などで住宅被害が発生しました。

 

◆巨大地震が来ると、揺れだけでは済まない

震度7のような巨大地震が来ると、その揺れだけではなく

その後様々な危機が発生する可能性があります。

東日本大震災では津波が発生し、大きな被害となりました。

阪神・淡路大震災は火災が発生し、人命・建物ともに大きな被害となりました。

巨大地震が来ると、まずは驚き戸惑いますが、

揺れがおさまったら次に何が起きるのか想像しなければなりません。

そのためには、日ごろから自分の住んでいる地域の特性をよく理解し、

災害が発生した場合のシミュレーションをすることが大切です。

3月11日は、災害について考える機会となりますので、

家族全員で自分たちの住んでいるエリアについてよく話し合い、

避難所のことや連絡手段などを想定するようにしましょう。

 

◆停電時に明かりがない!という時の対処法

災害が発生すると、停電になる確率が高くなります。

日ごろから防災グッズを用意して、懐中電灯や

ランタンなどがあることが望ましいですが、

たまにしか使わないものなので、電池切れや故障などで

いざという時に使えないということも考えられます。

そんな時は、「ツナ缶ランプ」で明かりをつくるという手があります。

 

作り方は比較的簡単です。

まず用意するのはツナ缶、缶切り、ティッシュ、マッチやチャッカマンです。

①ティッシュをまるめてひも状(こより)にします。

②ツナ缶の真ん中に缶切りを使って小さな穴をあけます。

③ティッシュで作ったこよりを穴に入れ、ツナ缶の中の

オイルをしみこませます。

④ティッシュに火をつけます。

上記で完成です。

大体1時間は火を保つことができます。

また、1時間後に火が消えた後、中のツナを

問題なく食べることができます。

 

ただ、懐中電灯もランタンも使えない!という状況にならないように、

3か月に一度くらいの割合で点検を行い、

実際に使ってみるようにしましょう。

日ごろの習慣が、いざという時を救ってくれるはずです。

 

◆まとめ

未曾有の被害をもたらした東日本大震災から10年。

災害への備えは、日ごろの準備から始まります。

こういった機会に、家族で話し合い

いざという時に備えましょう。

今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もお楽しみに!