2021年07月17日

気象庁による危険度分布「キキクル」を活用しよう

みなさんこんにちは。

 

関東ではようやく梅雨明けとなりました。

毎日雨が続き、土砂災害や洪水が発生した地域があります。

特に静岡県熱海市では、大規模な土砂災害が発生しました。

今なお行方不明者の方の捜索が続けられております。

また、この土砂災害で被害にあわれた方々に、

心よりお見舞い申し上げます。

 

◆梅雨のイメージ

そもそも、皆さんは梅雨のイメージとはどういったものだったでしょうか。

音で表すなら、「シトシト」と降る雨が長く続くイメージではないでしょうか。

長らく梅雨とはそういった弱い雨が長く続く時期だったはずなのですが、

昨今は強い雨が続いて洪水・浸水・土砂災害などの甚大な被害をもたらす

ケースが増えています。

 

◆キキクルで身の回りの危険を事前に察知

雨が続くと、河川の状況や地盤の状況など、

自分の身の回りに危険が迫っていないか、不安になります。

そんな時、自分の住んでいるエリアの状況と、

危険度について教えてくれるのが、

気象庁が公表している「キキクル」なのです。

 

◆危険度をリアルタイムで

キキクルでは、土砂災害、浸水、洪水の危険度を

5段階で公表しています。

キキクルを検索すると日本地図が表示されますが、

通常時は色なし、もしくは水色で表示されます。

これが危険度に変化が現れると、

黄色→オレンジ→紫→濃い紫と日本地図のエリアの色が変化していきます。

オレンジでは、高齢者の方など避難に時間のかかる方々が避難を開始するべきとされ、

紫ではそのエリアの全員が避難するとされます。

そして濃い紫となると、災害がすぐ近くに迫っているため、

無理に非難をしない方がよいとされます。

「ずいぶん長く、強い雨が降っているけど、この辺りは大丈夫?」

と不安に思ったなら、一度キキクルで検索してみましょう。

 

◆危険度が高まったらお知らせしてくれる通知サービスも

このキキクルですが、お住まいのエリアの危険度が上昇した際に、

メールやアプリでお知らせしてくれる、

危険度分布通知サービスも行っています。

自分で検索するだけでなく、通知があるのでキキクルから通知があった際には、

いつでも避難ができるように準備を開始しましょう。

 

◆台風の時期に突入

長い雨をもたらした梅雨は、全国的に明けていきますが、

これからはいよいよ台風のシーズンとなります。

台風は長雨ではなく、一時的に猛烈な雨が降るため、

危険度の移り変わりもこれまで以上に早くなります。

台風がお住まいのエリアの近くを通過する際は、

「キキクルを確認する」という習慣をつけ、

今まで以上に災害に対してアンテナを張るようにしましょう。

気象庁 キキクル

https://www.jma.go.jp/bosai/#pattern=rain_level

 

今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もお楽しみに!