2025年11月25日

【完全保存版】家づくりの「総額」はいくら?注文住宅にかかる費用の全内訳と資金計画のポイント

みなさんこんにちは。

家づくりを検討し始めた際、まず気になるのが「一体いくらかかるのか?」

という点ではないでしょうか。 広告やウェブサイトで見かける「坪単価」は、

費用の目安として便利ですが、実際にはそれだけで家が建つわけではありません。

注文住宅には、建物の本体価格以外にも、生活を始めるために必要な工事費や、

手続きのための諸経費が発生します。

これらを含めた「総額」を初期段階で把握しておくことが、

無理のない安心した資金計画の第一歩です。

今回は、家づくりにかかる費用の全体像と、

それぞれの内訳について詳しく解説します。

1. 注文住宅の費用は「3つの要素」で構成される

まず理解しておきたいのが、家づくりの総費用は大きく分けて

以下の3つの要素で成り立っているということです。

  1. ①本体工事費(全体の約70〜80%)

  2. いわゆる「坪単価」の計算基礎となる部分です。

  3. 基礎、柱、屋根、外壁、内装、キッチンやバスルームなどの設備機器など、

  4. 建物そのものを作るための費用です。

  5. ②付帯工事費(全体の約15〜20%)

  6. 建物本体以外に、その土地で生活できるようにするために

  7. 必要な工事費用です。土地の条件によって金額が

  8. 変動しやすい部分でもあります。

  9. ③諸費用(全体の約5〜10%)

  10. 住宅ローンの手続き、登記、税金、保険などにかかる費用です。

  11. これらは基本的に「現金」での支払いを求められることが多いため、

  12. 事前の準備が必要です。

例えば、「坪単価60万円で30坪の家」を建てる場合、

本体価格は1800万円ですが、

総額はそこからプラス20〜30%程度を見込んでおく必要があるのです。

2. 建物以外にかかる「付帯工事費」の中身とは?

「付帯工事費」には具体的にどのようなものが含まれるのでしょうか。

ハウスメーカーや工務店の標準仕様によって異なりますが、

一般的に別途見積もりとなることが多い項目を紹介します。

  • ・屋外給排水工事費(目安:50〜100万円)

  • 道路の下を通っている上下水道の配管を敷地内に引き込み、

  • 建物と接続するための工事です。敷地が広い場合や、

  • 道路からの距離が遠い場合は費用が上がる傾向にあります。

  • ・地盤改良費(目安:0〜150万円)

  • 地盤調査の結果、地盤の強度が不足していると判定された場合に

  • 行う補強工事です。調査結果が出るまで金額が確定しませんが、

  • 安全な家を建てるためには欠かせない工程です。

  • 予算としてあらかじめ100万円程度を見込んでおくと安心です。

  • ・外構(エクステリア)工事費(目安:100〜300万円)

  • 駐車場の舗装、門柱、フェンス、庭の植栽、

  • 玄関へのアプローチなどの工事です。「家の顔」とも言える部分であり、

  • 防犯やプライバシー確保の観点からも重要です。

  • ・照明・カーテン・空調工事費(目安:50〜100万円)

  • 各部屋のシーリングライトやダウンライト、

  • カーテンやカーテンレール、エアコンの設置費用です。

  • これらは本体工事に含まれる場合もありますが、

  • 好みのインテリアに合わせて別途手配することも多いため、

  • 予算枠を設けておきましょう。

3. 手続きや税金に必要な「諸費用」

家という「モノ」以外にかかる事務的な費用です。

これらは住宅ローンに組み込める場合もありますが、

タイミングによっては手持ちの現金が必要になることがあります。

  • ・登記費用・印紙税

  • 土地や建物を自分の名義にするための「登記」にかかる

  • 登録免許税や司法書士への報酬、工事請負契約書に貼る印紙代などです。

  • ・住宅ローン関連費用

  • 銀行に支払う融資事務手数料や、ローン保証料です。

  • 金利の中に組み込む型を選択するか、

  • 一括で支払うかによって初期費用が変わります。

  • ・火災保険料・地震保険料

  • 家の引き渡しまでに加入が必要です。

  • 建物の構造(木造か鉄骨造かなど)や補償内容によって金額は異なりますが、

  • 長期一括払いにすることで割引が適用されるケースが多いです。

  • ・その他(祭事費用・引越し代・家具家電購入費)

  • 地鎮祭や上棟式を行う場合の費用や、新居への引越し代、

  • 新しく買い揃える家具や家電の費用も、全体の予算計画に入れておきましょう。

4. 予算オーバーを防ぐ「逆算」の資金計画

理想の家づくりを進める中で、

予算オーバーを防ぐためのコツは「総予算からの引き算」で考えることです。

  1. ・総予算の決定

  2. 現在の家賃や返済可能な月額から、

  3. 借入額と自己資金を合計した

  4. 「家づくり全体に出せる金額(総予算)」を算出します。

  5. ・諸費用・付帯工事費の確保

  6. 総予算から、先ほど解説した諸費用や付帯工事費、

  7. 予備費として、概算で400〜600万円程度を先に差し引きます。

  8. ・本体価格の予算設定

  9. 残った金額が、実際に建物本体(ハウスメーカー選びや間取り、設備)に

  10. かけられる予算となります。

このように、「建物にかけられる予算」を明確にしてから依頼先を探すことで、

無理のない範囲で要望を叶えられる会社を見つけやすくなります。

まとめ

家づくりにかかる費用は多岐にわたりますが、

その内訳を正しく理解しておけば、決して怖いものではありません。

大切なのは、見積もりを見る際に

「これは本体価格のみなのか、

付帯工事や諸費用まで含んだ総額のシミュレーションなのか」を確認することです。

費用の全体像をしっかりと把握し、

ゆとりを持った資金計画を立てることで、

完成後の暮らしもより豊かで安心できるものになるはずです。

レスコハウスにおける予算感については、

各展示場で、直接お問い合わせください。

https://www.rescohouse.co.jp/form/reservation/