「もうすぐ年末。でも、大掃除をする時間も体力もない……」
そんな風に、山積みのタスクを前にため息をついていませんか?
かつての「年末大掃除」といえば、
1日中かけて家中をひっくり返す重労働のイメージでした。
しかし、共働き家庭が増え、自分時間も大切にしたい現代。
今、主流になりつつあるのが、「小掃除(こそうじ)」という考え方です。
今回は、忙しい人でも1日30分あれば終わる、
効率的な年末小掃除のポイントを場所別にまとめました。

1. なぜ「大掃除」ではなく「小掃除」なのか?
大掃除を挫折させる最大の原因は、「完璧主義」です。
家中をピカピカにしようと思うと、丸1日、
下手をすれば数日かかります。その結果、貴重な休日が潰れ、
新年を迎える前に疲れ果ててしまう……。
一方、30分の「小掃除」なら:
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心理的ハードルが低い: 「30分だけなら」と腰を上げやすい。
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集中力が続く: 時間を区切ることで、ダラダラせず効率的に動ける。
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達成感の積み重ね: 1か所きれいになるたびに「できた!」という喜びがある。
それでは、具体的に「ここさえやれば家が明るくなる」という
重点ポイントを見ていきましょう。
2. 【キッチン編】最強の味方は「放置」
キッチンで最も時間がかかるのは「油汚れ」です。
でも、実は一番「放置」が効く場所でもあります。
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換気扇(10分+放置): まずは換気扇のフィルターを外しましょう。
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ゴミ袋を2重にした中に40~50度のお湯を張り、
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酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)を溶かします。
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そこにフィルターをドボン。
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30分放置している間に、他の作業をします。
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コンロ周り: セスキ炭酸ソーダのスプレーを吹きかけ、
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キッチンペーパーでパック。数分後に拭き取るだけで、
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ベタベタ汚れが驚くほど落ちます。
コツ: 「擦る」のではなく「溶かす」イメージで。
力を使わないのが小掃除の鉄則です。
3. 【水回り編】「光る場所」を一点集中
お風呂や洗面所をすべて磨き上げるのは大変ですが、
「光るべき場所」を磨くだけで、空間の清潔感は一気に上がります。
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蛇口と鏡(15分): クエン酸スプレーや、専用の鏡磨きパッドを使い、
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水垢を落とします。最後に乾いた布で、
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蛇口の根元までキュッキュッと磨き上げてください。
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排水口の奥(15分): 普段見えない場所だからこそ、
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年末にリセット。市販の強力なパイプクリーナーを流し入れ、
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規定時間待って流すだけ。
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これだけで、キッチンの嫌なニオイもスッキリします。
4. 【リビング・玄関編】「視界」のノイズを消す
リビングは家族が一番長く過ごす場所。
ここが整うと、心に余裕が生まれます。
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窓とサッシ(30分): 全部の窓をやろうとせず、
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「一番大きな窓1枚だけ」と決めましょう。
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新聞紙を丸めて濡らして拭き、乾いた新聞紙で仕上げ拭きをすると、
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洗剤いらずでピカピカになります。
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玄関のたたき(15分): 「運気は玄関から」と言われます。
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掃き掃除のあと、固く絞った雑巾でたたきを水拭きしましょう。
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これだけで玄関がパッと明るくなり、帰宅時の気分がガラリと変わります。
5. 小掃除を支える「三種の神器」
効率を上げるために、以下のアイテムを揃えておくのがおすすめです。
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ウタマロクリーナー: 中性なので家中どこでも使え、汚れ落ちも抜群。
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マイクロファイバークロス: 拭き跡が残らず、水拭きだけで汚れを絡め取ります。
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使い古しの歯ブラシ: サッシの溝や蛇口の付け根など、細かい部分に必須。
まとめ:完璧を目指さないのが「最高の準備」
年末の掃除は、決して苦行ではありません。
家に対して「今年も守ってくれてありがとう」という
感謝を伝える儀式のようなものです。
「全部終わらなくても大丈夫」という気持ちで、
まずはタイマーを30分セットしてみてください。
一箇所きれいになるだけで、その場所から清々しい空気が流れ始めます。
一気にやろうとせず、少しずつ。清々しい家で、晴れやかな新年を迎えましょう。
あまった時間で、家づくりの検討をゆっくりと。
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